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W杯最終予選日本快勝・・・浮かれすぎの報道2
6月3日に行われた対オマーン戦
確かに結果だけを見ると3対0、完全に試合を支配しピンチらしいピンチも無く、日本の強さばかりが目に付く試合結果だった。
ただ、この結果を額面どおり受け止めていいのだろうか?
上位2チームがW杯出場となるこの最終予選で、FIFAランクどおり、オーストラリアと日本ですんなり決まってしまうと楽観しててもいいのだろうか。
特に日本のマスコミの能天気ともいえる報道を見ていると老婆心ながら一抹の不安を感じてしまう。
日本代表の約半分の選手がヨーロッパで活躍し、W杯に連続出場を果たし、そろそろ日本のサポ-ターも、良いときは良い、悪いときは悪いと冷静に判断する目を養うべきときにきているのではないだろうか?
これは推測でしかないが、もしオマーン戦で日本が敗れるようなことがあれば、おそらく日本のマスコミはこぞってザッケローニ更迭論を唱え始めただろう。W杯予選の公式戦3連敗である。
また、そうならなければいけないだろうとも思う。
先のウズベキスタン、北朝鮮戦の連敗などは、僕は召集メンバー、スターター選出、選手交代、戦術どれをとっても完全なベンチワークのミスによる敗戦だったと思っている。
アジアカップを取ったとか、監督就任以来高い勝率を維持しているなど、大事なW杯出場権を取れないようであれば何の意味も持たなくなってしまう。
日本サッカーが世界から認められつつある今だからこそ、サポーターもただただ勝利に浮かれて場か騒ぎするのだけではなく、冷静に振り返るもを養うことが、本当に日本サッカーがW杯を取るために必要なのではないだろうか。
南アフリカW杯で日本は決勝トーナメント進出を果たした。世界が日本の組織プレーを再評価し、多くの若い日本人選手がドイツを中心にヨーロッパへ渡っていった。
同時に指揮を取っていた岡田監督に対しても、それまで冷ややかだった日本のマスコミが手のひらを返したように評価をした。
ただ、批判を受けることを承知で僕は言う。南アフリカW杯においての岡田監督は指導者としてはただのポンコツだったと思っている。
ベスト4を狙う、世界を驚かせるといい続けながら、岡田監督は土壇場、それも試合直前の数日前にそれまでの戦術をすべて捨てて、弱者のサッカーに舵を切った。
弱者のサッカーというと聞こえが悪いが、しっかり守ってカウンターを狙うという戦術は格上相手に使う、常套手段だということだ。
もともと、そういったサッカーを標榜していたのならまったく別の話だが、直前まで人もボールも動くサッカーを標榜し、真っ向から世界に立ち向かうはずだったにもかかわらず、土壇場で逃げたようにしか僕には見えなかった。しかも本来のポジションとは違う本田をワントップに起用して、即席戦術で戦ったのだ。
たしかに日本の組織サッカーを世界も高く評価した。ただ、それはまだまだ日本が弱小国だと思われていただけのことではないだろうか。
賞賛すべきは突然のオーダー変更にすばやく対応し、結果を残した選手たちであり、ポンコツ首脳陣をすくったのも選手たちだということだ。
浮かれているだけで、最終予選で足元をすくわれでもしたら目も当てられないだろう。
そんな思いで、あえて6月3日のオマーン戦を振り返ってみたい。
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