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Mg利用の循環型社会

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なし Mg利用の循環型社会

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2011-9-27 23:46 | 最終変更
mikiochiba  Just can't stay away   投稿数: 148
 ここ数年情報収集を怠っていて、このような重要なトピックスに気がつかなかった。

 Mgとはマグネシウム。これを熱エネルギーとして利用する研究が、東京工業大学機械物理工学科矢部孝教授が行っている。しかも実用化され、トルコでプラントの建設が進められているとか。

 中学の理科で「炎色反応」の実験があった。色々な金属を燃焼させて、その炎の色の違いを見るものだった。Mgはまばゆい白色を発して燃えた。つまり酸素と爆発的に反応する。この強い光を利用したのがカメラのフラッシュ。今では使われることはなくなったが。

 また、動植物にとっては必須ミネラルで、ことに植物ではクロロフィルの重要素材。Mgがなければ、植物は光合成ができず、ある意味で『地球環境』は現在のものと様相が異なっていたかもしれない。

 それはともかく――。 

 矢部教授の研究は、火力発電の燃料である化石燃料(石油、石炭、天然ガス)に替えてMgの発熱反応を利用するもの。現在の発電設備がそのまま使え、二酸化炭素の排出ゼロ。

 さらに、燃えカスの酸化マグネシウムを回収。太陽光励起のレーザーで酸素を分離させて元のMgにして再び利用する。

 つまり、Mgの酸化・還元反応を利用する「エネルギーの循環」システム。

 これまで、還元に膨大なエネルギーが必要で省みられなかったが、太陽光励起レーザーを繰み込むことでこの欠点をクリア。太陽光発電や風力発電などと同じく「ソーラーパワー」の利用である。

 トルコでは
「逆浸透膜で海水をろ過。淡水とMgなどを取り出し、Mgを燃料に火力発電。回収した燃えカスを太陽光励起レーザーで還元して再利用」
 という実用プラントが建設されている。

 同時に得られる淡水は、良質の飲料水に恵まれないトルコにとってはとても大事な副産物。今後、世界では「水を巡っての争い」が予想されているが、その対応策でもある。

 このような有益な研究が、毎度のことながら日本国内では注目されない。情報に対する感度が鈍いからで、このことが「日本の浮上を阻害している」ということにさえ気づいていない。

 情けないですね。

 



 

 
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