警察庁の発表によれば、自殺者が急増しているという。前年比では１～３月は減少傾向。４～６月は一転して大幅な増加を見せている。

　震災との関係を示すデータは今のところ明確ではないというが、気になるのは他の被災地に比べて福島県でかなりの増加傾向になっていること。同県内では、４月以降は３カ月連続で前年同月を上回り、中でも５月は４０％近い上昇率。これは、震災に加えて原発事故が影響しているのではないか。

　
　政府は放射性物質の除去に何ら対策を示さない。セシウムに汚染された福島産牛肉のニュースが流されているが、対策をとらなければ、このような事例は後を絶たないし、自殺する人も出てくるのではないか。

　放射性物質は、そこに留まる限り放射線を出し続ける。とにかく、どんな方法でもいい。取り除かなければならないのだ。