RE: 漁業特区化構想の続き |
投稿者: NAKADA 投稿日時: 2011-8-20 13:02:24 15~16年前、北海道羅臼の漁師さんとカニ北方領土返還の事で酒を飲みながら話をしたことがありました。 その時の猟師さんの話の中に、千葉さんのお話に通じるものがあると思いコメントします。 北方領土が返還されれば漁場が広がってカニの漁獲量が増えますねと私が言った猟師さんの返事です。 「領土返還は嬉しいが、増えた漁場は2~3年でカニは居なくなる。海や俺達にとっては今のままでいい。」 この話は、元国会議員の鈴木宗雄がサハリンやウラジオストークで暗躍?し、ロシアのエリツィンの政権下で2島返還などの話題が出ていた時期です。 日本側では多くの中小水産会社がロシア進出を進めていたことも話題に上っていた時期です。 海を知り尽くした漁師、経済活動中心の水産加工業者。 この二者の違いを熟知した上で特区化構想を立案しなけれ最悪の結果を招きかねません。 漁業特区化構想は、資金力のある水産加工業者を漁業に参入させ直接指定海域で操業できる権利を与えようとしています。 漁業者が反対している理由が「海が荒れる」というシンプルなことでが、この反対には女川・石巻地区が40年前に経験した記憶が含まれています。 地震とは関係ないのですが水産会社の参入そして撤退、漁場の荒廃をすでに経験しています。 その悪影響は、つい最近まで地域に残っていました。 話が長くなりますがまた。 まだまだ代弁したいのですがこの辺で止めます。 最後に一言だけ付け加えると、多くの漁師は水産の活性化をして欲しいと言った事が無いということです。 |